ハシモがかつてのロボット処理場行きの列車で共にしたモスティに助けられて主人の病室に向かっている頃、想定外に病院内のアナウンスで自身の名前をコールされたイタは薄れゆく意識の中でこれまでに起こったことを統合して置かれている事態を解明しようと人工頭脳を働かしている。やがてその驚愕の事実が判明する・・。ロボットは人間の要望のためにだけ存在し、その役目を完了したら寿命を終えるように綿密に計算されたものである。しかし、イタはハシモと出会ってはぐくまれた友情までも最初から計られたものであるはずがないと反発するものである。